2025年7月、自民党の鶴保庸介参議院議員が問題発言で炎上しています。
ことの発端は、「運のいいことに能登で地震があった」と発言したこと。この一言が全国の被災者や有権者の怒りを買い、大きな波紋を呼んでいます。
今回はその発言の詳細と、個人的感想、その裏に見える自民党の体質、そして鶴保議員のこれまでの言動も含めて、しっかり掘り下げていきます。
「運が良いことに地震」?その一言が持つ異常性
鶴保議員の発言が飛び出したのは、二地域居住に関する会合の場。
「運の良いことに能登で地震があったでしょ。緊急避難的ですけど、金沢にいても輪島の住民票が取れるようになっていたんですよ」
一見、制度の利便性を語っているようにも聞こえますが、「運の良いことに地震があった」という言い回しは、被災地の方々の心を深く傷つけるものでした。
地震で家を失い、大切な人を亡くした方が多くいる中で、「運が良かった」とは、到底許される言葉ではありません。

誰でも言う前にわかりそうですが、言ってはいけない発言だということが分からなかったんでしょうか?
会見では陳謝するも、離党・議員辞職は否定
翌日、鶴保議員は和歌山市で記者会見を開き、こう述べています。
「運良くなどと思った発言では全くありません。配慮が足りなかったのはその通りです」
また、自身を「被災地をどう支えるか心を砕いている一人」とし、言葉の選び方のミスだったと強調しました。
ですが、その場で離党や議員辞職について問われると、
「現状、そこまでは考えていない」
と発言。ここに、責任を取る覚悟の欠如が見て取れます。



テレビでこの会見の様子を見ていたんですが、少し苦笑いしながら辞めません(笑)と言っていて、個人的にはまったく反省しているようには見えませんでした。
なぜこんな人が参院予算委員長なのか?
問題発言が今回だけならまだしも、鶴保庸介氏には過去にも数々の疑惑や問題行動がありました。
- 政治資金でキャバクラ代を支出
- 18歳下の女性との交際トラブル
- スピード違反での起訴歴
- 元妻とのトラブル(婚姻届と同時に離婚届に署名を求めるなど)
これだけの問題を抱えていながら、なぜ今も自民党内で重要なポストに就いているのか。常識的に考えておかしいです。
こうした人物を庇い、重職に据え続けてきた自民党そのものの体質が、今こそ問われるべきでしょう。



調べると過去の不祥事の数がヤバい
被災地を利用した政略トークは許されない
地震という悲惨な出来事を「制度のPR材料」として使った今回の発言は、人間としても、政治家としてもモラルに反しています。
2024年元旦に起きた能登半島地震から1年以上が経っても、仮設住宅での生活を余儀なくされている方は多く、インフラの復旧すらままならない地域もあります。
それにもかかわらず、自民党は補正予算すら満足に組まず、「防災庁」設置の議論ばかりで実効的な対策は後回し。
地方創生を掲げながら、地方の苦しみに冷淡な本音が、今回の発言ににじみ出ていたように思えます。



これがこの人の本質?心の声が漏れたのかも
ネット上には怒りと呆れの声が多数
SNSや掲示板には、以下のようなコメントが相次いでいます。
- 「どんなに言い訳しても、“地震があって都合がいい”と聞こえる。議員としての資質ゼロ」
- 「自民党って、こんな人でも守るんだね。そりゃ政治不信が進むわけだよ」
- 「震災を『運が良かった』って…今後、何を言っても信じられない」
- 「地方を切り捨てる発言にしか聞こえなかった。能登の人に本気で謝れ」
政治家の発言は時に軽く、時に重く受け取られます。
ただし今回のように、「被災地の苦しみを軽んじる言葉」は、絶対に許してはいけないものです。
結論|発言撤回では済まされない、辞職を求める声
政治家の失言は、時として「本音」が漏れ出た瞬間でもあります。
「運の良いことに地震があった」
この発言は、いかに取り繕おうとも、被災者の感情を逆撫でした事実を消せません。
そして、この発言をしたのが「予算委員長」という重責を担う議員だということも見過ごせないポイントです。
自民党は、鶴保議員を守るのではなく、しっかり処分を検討すべきです。それができないなら、自民党全体のモラルが問われることになります。
被災地への真の配慮とは、言葉を謝ることではなく、信頼を失った議員が潔く身を引くことではないでしょうか。



今回の件は、発言撤回で済む問題ではないように感じます。
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