事件の概要
大阪府警生活安全特別捜査隊に所属していた警視、辻本浩嗣（読み：つじもとこうじ）容疑者（53）の逮捕は、多くの人々に衝撃を与えました。
生活安全部門の幹部中の幹部、しかも女性や子どもを守るための風紀や性犯罪、わいせつ事件を担当する立場にあった人物が、まさに“パパ活”で16歳未満の少女に手を出したというのです。
- 2025年6月、大阪府内のカラオケ店で未成年少女と「パパ活」。SNSで接点を持ち、現金を渡し、個室でわいせつな行為
- 少女は家出中で、7月上旬に家族が行方不明届を提出。保護後の事情聴取で被害が発覚
- 防犯カメラ映像などから辻本容疑者の関与が判明
- 事件当日は当直明け、有給休暇を取得していた
- 警察の取り調べに「間違いありません」と容疑を認めている
この事件の異常性は、まさに「守るべき側が加害に回った」ことです。
大阪府警の生活安全部は児童買春や違法風俗、各種の性犯罪を率先して取り締まる部署であり、市民の“最後の砦”ともいえる存在。
そこに所属する幹部警察官が、自ら取り締まる対象そのものの行為に及ぶというのは前代未聞で、直接の被害はもちろん、組織全体の信頼を大きく揺るがすものとなりました。
さらに、SNS上で出会った少女に現金を渡していたことや、法令・公的責任の重さを熟知するはずの立場で堂々と行動に移していたこと、取り締まり担当として日々同種事件の検挙や啓発活動に従事していたことなど、責任の重さと行動のギャップが社会に計り知れない不信感を残しています。
管理人警察官だからこそ「自分は大丈夫」と思ってしまったのか、それとも根本的な倫理観が欠如していたのか…この裏切りは本当に残念で、なんとも情けないなと思いました。
発覚の経緯
この事件が社会に明らかになった経緯は、まさに偶然と警察の迅速な捜査が絡み合ったものでした。
辻本浩嗣容疑者がわいせつ行為を行った16歳未満の少女は、当時家出をしており、家族が不安に思っていました。
7月上旬、少女の家族は警察に対して行方不明届を提出し、捜査が始まりました。
- 少女の保護に動いた警察が事情を聴くと、少女は「SNSで知り合った男性に現金をもらい、その代わりに体を触られた」と証言
- その証言に基づき、防犯カメラの映像解析が行われ、辻本容疑者が少女と一緒にいる場面が映っていたことが確認される
- 逮捕はこの映像の証拠と少女の証言により8月27日に実施された
辻本容疑者は生活安全特別捜査隊のナンバー3として、まさに性犯罪や「パパ活」に関わる事件を捜査する側の幹部でした。
そのため、警察組織内部でこのような事態が起こったことは信じがたく、内部でも深刻な衝撃と失望が広がっています。
- 警察監察室の管掌責任者は「警察官としてあるまじき行為」と厳しく非難
- 事件の余罪や動機については、警察が引き続き慎重に調査を続けている
- 被害少女が行方不明届を出されたタイミングから事件発覚まで迅速に動いたことは、市民の安全確保において重要なポイントとなった
この事件の背景を見ると、少女の家出という脆弱な状況に付け込むかたちで違法行為が行われたことが明らかです。
捜査のプロである辻本容疑者が、被害者の立場を忘れ、社会のルールを踏みにじった行動は決して許されません。
管理人被害者の少女が勇気を持って事実を話し、警察も迅速に動いたことは本当に良かったです。一方で、守るべき側の人間がこんなことをするなんて、怒りと悲しみが混ざり合った複雑な気持ちです。
辻本浩嗣の経歴・大学・家族は？
辻本浩嗣（つじもとこうじ）警視は、2025年時点で53歳。
大阪府八尾市に在住し、大阪府警本部生活安全部の生活安全特別捜査隊に所属していました。
この特別捜査隊は、性犯罪、児童買春、違法風俗店の摘発、ストーカー犯罪など、市民の安全と風紀を守るために重要な役割を担う部隊です。
その中でもナンバー3にあたる特別捜査官の役職に就いており、現場の指揮や後輩の指導を任されるなど、組織内で重要な位置を占めていました。
- 2023年に警視に昇格、昨年は西成署で生活安全課長を務める
- 今年3月に本部に異動し、現在の特別捜査隊に配属されたばかり
- 特捜隊の隊長・副隊長に次ぐナンバー3として活動
- 青少年を狙った性犯罪や違法風俗の取り締まりに長年携わり、捜査のプロとして信頼されていた
麻痺しがちな警察組織の中でも、辻本警視は部下指導や地域の啓発活動にも積極的に関わり、責任感の強い人物と見られていました。
しかし、その裏で今回の事件のような非行に走ったことは、大きな裏切りとして組織内外で大きな衝撃を与えています。
また、家族構成や学歴（出身大学）、詳しいプライベート情報は公開されていませんが、53歳という年齢から妻子がいる可能性も高く、逮捕は家庭にも大きな波紋を広げています。
彼の経歴から見ると、長年の警察官人生を積み重ね、地域の安全を支えてきたはずの人物が、なぜこのような事件を起こしたのか、その心理的背景や動機についても注目が集まっています。
ネットの反応
辻本浩嗣警視の事件に対して、ネット上では多くの厳しい声や失望のコメントが寄せられています。
特に「警視」という高い階級にある人物が、守るべき立場から逸脱した行動に及んだことに対して怒りと悲しみが交錯しています。
- 「警視なら当直はないはずなのに」と警察組織の実情への疑問の声
- 「家族もいるだろうに、こんなことで全てを失うなんて可哀想」と人生の転落を憂うコメントも
- 性犯罪に関しては「16歳未満は同意の有無に関わらず違法だから厳しく処罰を」との声が多い
- 逮捕したのが下の階級の警察官だったことに対して「警視としてかっこ悪い」と厳しい指摘
- 「再就職も難しく、退職金も減額されるだろう。家族崩壊も免れない」と今後の本人の人生を案じる人も多数
- 「警察内部の処分も厳しく行われるべき」という公平な処分を望む声も多数見られる
一方で、同事件を契機に性犯罪の社会的な厳罰化を望む声や、警察組織のコンプライアンス強化を求める意見もあふれています。
事件を単なる個人の問題として終わらせず、制度的な見直しや世間の監視の強化に繋げてほしいという期待感も伺えます。
管理人高い地位や家族まであるのに、自分の行い一つで全部を壊してしまうのは本当に虚しいですね。立場がある人ほど責任を意識してほしいです。
よくある質問（FAQ）
Q1: 辻本浩嗣容疑者はどのような容疑で逮捕されたのですか？
A1: 2025年6月、大阪府内のカラオケ店で、16歳未満の少女に対して不同意わいせつ行為をした疑いで逮捕されました。少女とSNSを介して知り合い、金銭を渡す「パパ活」と呼ばれる関係にありました。
Q2: 事件が発覚したきっかけは何ですか？
A2: 家出していた少女の家族が7月上旬に行方不明届を警察に提出、少女が保護され事情を聴く中で、「SNSで知り合った男性に現金と引き換えに体を触られた」と告白。防犯カメラ映像に辻本容疑者が映っていたことで逮捕に至りました。
Q3: 辻本容疑者の警察内部での役職は？
A3: 大阪府警生活安全特別捜査隊のナンバー3の特別捜査官でした。性犯罪や児童買春などを取り締まる部署で幹部として指揮を執り、現場指導や啓発活動も行っていました。
Q4: なぜ警察の幹部がこのような事件を起こしたのか？
A4: 具体的な動機はまだ調査中ですが、高い倫理観が期待される立場でありながら、職務上の責任を大きく裏切る行為をしたことは社会的にも大きな非難を浴びています。
Q5: 少女の年齢が16歳未満なのに「同意」は関係あるのですか？
A5: 日本の法律では16歳未満のわいせつ行為は、同意の有無に関係なく処罰対象となります。「不同意わいせつ」という法律上の状態になります。
Q6: 逮捕された辻本容疑者は容疑を認めていますか？
A6: はい、警察の取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。
Q7: 事件の影響は大阪府警や社会にどのように広がっていますか？
A7: 市民の信頼を揺るがす大きな事件として府警内外に衝撃が走り、厳正な処分や再発防止策の強化が求められています。また、ネットでは厳しい批判とともに、性犯罪のさらなる厳罰化を望む声が多く上がっています。
Q8: 辻本容疑者には家族や経歴についての公表情報はありますか？
A8: 詳細は公開されていませんが、53歳という年齢から既婚者である可能性が高いとされています。捜査や社会的な影響は家族にも大きな波紋を広げています。
辻本浩嗣の人物像・事件の要点まとめ
- 年齢・出身・居住地
53歳、大阪府八尾市堤町在住。 - 職業・役職
大阪府警生活安全部の生活安全特別捜査隊に所属。
隊長、副隊長に次ぐナンバー3の特別捜査官として活躍。
2023年に警視に昇格。
2024年は西成署で生活安全課長を務め、2025年3月に本部の特捜隊に異動。 - 専門分野
児童買春、性犯罪、違法風俗店摘発、ストーカーなどの取り締まり。
性犯罪捜査のエキスパートとして信頼され、後輩指導も担当。 - 事件の内容
2025年6月、大阪府内のカラオケ店個室で、SNSで出会った16歳未満の少女に現金を渡しわいせつな行為をした疑い。
少女は家出中で、7月上旬に家族から行方不明届が出され、警察が保護。事情聴取で被害が発覚。
警察は防犯カメラ映像で辻本容疑者が少女と一緒にいる証拠を確認。
当日は宿直明けで勤務時間外に有給休暇を取得して事件に及んでいた。
容疑を認めている。 - 社会的反響と組織の対応
生活安全部の幹部が被害者を守るべき立場から逸脱したことで大きなショック。
大阪府警は厳正に対処する姿勢を表明。
ネットでは厳しい批判や失望の声が多く、警察組織の信頼回復が求められている。
性犯罪の厳罰化や警察内部のコンプライアンス強化の要望も増加。 - 家族・プライベート
詳細は明らかになっていないが、年齢から推測して妻子がいる可能性が高い。
逮捕は家庭にも大きな打撃を与えている。
