玉川徹氏の発言にネットが大荒れ!
2025年7月21日放送の『モーニングショー』で、テレビ朝日の玉川徹氏が発したある発言が、SNS上で大きな炎上を巻き起こしました。
それは「政治をよく知らない若者が投票するのはいかがなものか」という趣旨のもの。
この発言がXのトレンドランキングに入り、ヤフーニュースにもなりました。

選挙のたびに「若者も投票を」と言われてきた中で、なぜこんな発言が飛び出したのでしょうか?
そして、それを聞いたネットの反応はどうだったのか――。
この記事では、発言の詳細とその背景、そしてSNSに溢れるリアルな声をわかりやすく整理してお届けします。
モーニングショー番組内での発言詳細とその背景
2025年7月21日放送のテレビ朝日「モーニングショー」で、コメンテーターの玉川徹氏が参院選の投票率に関して発言した内容が、SNSを中心に大きな波紋を呼びました。
発言があったのは午前9時6分ごろ。以下がその主な内容です。
投票率なんですけど、今回上がってるんですよ。6.47%も上がってるんですよね。
で、参議院選挙に関して言うと、平成19年あたりからずーっと右肩下がりです
それが、今回そのレベルに戻ってる
だから、昭和でも(投票率が)58%ぐらいの時がある。参議院選挙
だから、そのレベルに戻ったんですよ。
じゃあこれなんだ?って考えなきゃいけないと思うんですけど、ここ10年ぐらい、どんどん選挙に行かなくなってた人、そういう人が行ったんですよ、今回。
で、そういう人は誰が行ったんだろうってちゃんと分析しなきゃいけないと思うんですけど、あの、古谷経衡さんって人がずっと分析してる話を聞いてなるほどと思ったんですけど、
いままで、選挙に全然興味がない人、選挙どころか、政治に興味ない人、さっきVTRの中で参政党に投票した人で「今まで興味なかったんだけど」って言ってた人は、たまたまSNSを見ていたらショート動画を見て、そこで(政治に)触れてってことの話なんですよね。
だから、その僕ら今までと全然違うのは、選挙に行く人っていうのは基本的に政治に関して基本知識を持っている人が行っていたんですよ。
それでだいたい5割ぐらいの人が行ってると、ところが全く今までこういうふうなのがない、学校だって教えないわけですよ
近現代史教えないんだから、そういうふうな事さえしらない
いま、与党と野党がどうなってるかもしらない
そういう人がSNSで初めて触れて、それも全然違うところでアルゴリズムで飛んできた
そういう風な情報に触れて、そこに感化されて、行動に起こしたって人が相当数いるっていうようなことなんですよね。
それが、社会にどんな影響を与えるのか、僕ちょっとわからないですよ。未知数です。
で、いままでは投票率上がるのは良いことだと思ってたんだけども、はたしてどうだろう?と
これからの日本を考えた時にっていうか10年後に振り返ったときに
と言うふうな感じを僕は思っているんで、この比例の投票って言うのはすごく分析したいところではあります。
このような流れの中で、視聴者が「政治をよく知らない若者が投票するのはいかがなものか」というニュアンスの発言として捉えられて、X(旧Twitter)などで拡散。多くの批判を呼ぶ事態となりました。

玉川さんの言いたいこともわからなくはないけど、「知識がない人の投票は不安」っていうふうに聞こえるニュアンスの発言はちょっとズレてると思います。誰でも投票できるのが民主主義の基本だし、SNSきっかけでも「政治に触れた」こと自体は前向きに受けとめるべきじゃないかな、と感じました。
炎上の火種となったポイント
ネットでの怒りが爆発したのは、以下のような理由からです。
- 「若者(or普段選挙に行かない層)をバカにしている」と受け取れる表現
- 「投票率を上げよう」と社会全体が声を上げてきた流れと真逆の意見
- 「投票の質」を知識で測る選民思想的なニュアンス
- 結果が気に入らなかっただけでは?という穿った見方
また、番組内では参政党やSNSでの政治啓発が投票行動に与えた影響にも言及しており、これを「非主流派に投票した若者が増えた=困る」と言っているように受け取った人も多かったようです。



たしかに、「知ってる人だけが投票すればいい」なんて話になったら、それはもう民主主義じゃないですよね。ちょっと危ない表現だったと思います。
Xでトレンド入りして炎上!ネットの反応
SNS上では怒りと失望の声が噴出しました。以下に代表的な意見をまとめます。
◆ 批判的な声(多数)
- 「若者が投票しないと『無関心』、行けば『無知』って、どうすればいいの?」
- 「政治を知らない老人にも言えよ。若者だけ責めるな」
- 「SNSで感化されようが、考えて投票したんだからいいじゃん」
- 「今まで『若者の政治参加を促そう』ってメディアも言ってたのに、なんで手のひら返すの?」
- 「こういうエリート意識がテレビ離れを加速させてる」
- 「知識がないと投票すべきじゃないって?民主主義の否定じゃん」
◆ 冷静な見方や擁護も一部
- 「SNSの情報って偏るから、懸念するのはわかる」
- 「投票って“責任”が伴うものだし、最低限のリテラシーは持ってほしい」
- 「アルゴリズムの影響を懸念してるだけじゃないか?」
- 「全政党の情報を知った上で判断すべきという指摘なら理解できる」



炎上の中心は、普段選挙に行かない人全体を“無知”と決めつけたような印象を与えてしまった点だと思います。もちろん発言の意図がどうであれ、受け手がどう感じるかが大事ですよね。
テレビと若者、有権者の“ズレ”が浮き彫りに!
今回の件で注目すべきは、テレビコメンテーターと視聴者(特に若年層)の間にある“温度差”です。
従来型メディアは「正しい知識をもとに投票すべき」という考えに寄りがちですが、現代の情報環境はそれだけでは語れない複雑さがあります。
SNSやYouTubeのショート動画を通じて政治に興味を持ち、行動に移した若者がいたこと自体は、むしろ「ポジティブな変化」と捉えるべきではないでしょうか。



若者が初めて投票所に足を運んだ。それって、どんなきっかけであれ「大事な一歩」ですよね。そこに水を差すような発言は、やっぱり残念でした。
まとめ|大事なのは一歩踏み出すこと
今回の騒動は、選挙や政治に「どう向き合えばいいのか?」という日本社会全体の課題を浮き彫りにしました。
若者が初めて投票した。その理由がSNSだろうとショート動画だろうと、「考え、選び、投票する」行動に出たことは立派です。
知識の量で価値を測るのではなく、多様な声が投票に反映されることこそが、民主主義の醍醐味ではないでしょうか。
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