8月1日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』で、京都・伏見稲荷の“外国人観光客の混雑”を特集した際、元テレビ朝日社員のコメンテーター・玉川徹氏が突如、
といった発言を展開しました。
視聴者の間では「“向こう”って参政党のこと?」「移民と観光客を混同してる」「投票行動を馬鹿にしてる」と炎上状態に。
この記事では、
▶ 玉川氏の問題発言の詳細
▶「移民歓迎する玉川徹」「参政党下げ」へのネットの声
▶ 論点整理とよくある誤解
などを、事実ベースで独自にわかりやすく解説していきます。
なぜ炎上?モーニングショーでの“唐突な移民3%発言”とは

今回の騒動は、8月1日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)での玉川徹氏の発言がきっかけです。
番組では、京都・伏見稲荷大社周辺で起きている“オーバーツーリズム(観光客の集中による混雑やトラブル)”を特集。
観光バスの乗り入れや、踏切に人が溢れて危険な状態になるなど、地元住民や観光業関係者が頭を抱える現状が紹介されました。
ここまではよくある社会問題としての構成でしたが、問題はその後。
VTR明けのスタジオトークで、玉川徹氏はこう発言します。
「我々日本人は、こんなに外国人観光客が増えた経験がない。だから戸惑ってるんですよ」
「日本には移民なんか3%くらいしかいないのに、参議院選挙では“外国人が…”って話になったじゃないですか」
「目につくのは観光客。慣れてないからびっくりして、投票が“向こう”に行ったんですよ」
つまり、「観光客の急増 → 日本人が戸惑う → それを移民と誤認 → 日本人ファーストを掲げる参政党に票が流れた」という論理です。
しかしこの一連の流れには、いくつかの問題点があります。
① 観光客と移民を一緒くたにしている
そもそも、観光客は短期滞在の訪問者で、移民は日本で生活基盤を持つ人々です。
この二つを混同するような発言に対し、「論点がズレている」「印象操作だ」との声が上がりました。
② 参政党の支持を“驚きからの誤投票”と断定
有権者の投票行動を、「びっくりして向こうに投票した」と軽く扱った発言も批判を集めました。
「なぜ票が集まったのか」という分析には複合的な要因があるはずですが、それを単純な驚きや誤解で片づけるのは、有権者を侮辱しているという声も。
③ 公共の電波で一方的な政治的色を出したことへの違和感
玉川氏はフリーの立場とはいえ、元テレビ朝日の看板コメンテーター。
「参政党=向こう側」と語る姿に対し、「思想的な偏りが見える」「中立性に欠ける」との批判も噴出しています。
こうした経緯から、ネット上では「#玉川徹」「#参政党下げ」「#移民3%」などのワードが話題に。
コメントの是非やテレビの影響力を問う声が広がっています。
「びっくりして投票?」玉川徹氏にネット上は怒りと疑問の声
玉川徹氏の「移民は3%」「慣れてないからびっくりして参政党に投票した」という発言は、放送直後からSNSやコメント欄で大きな反発を呼びました。
ネット上では、政治的立場を問わず、多くの人がこの発言に対し違和感を表明しています。以下はその一部です。
🔥的を射た批判コメント
📣「移民3%って、それでも300万人以上いるでしょ?」
→ 表面上の割合では少なく見えるけれど、実際には特定地域に集中していて生活への影響は大きい。数字だけ見せて「問題ない」とするのは危険だという意見。
📣「観光客と移民を一緒にするな!」
→ 「オーバーツーリズム」と「移民政策」は全く別の議論。それを無理やりつなげて参政党批判に利用するのは、論点のすり替えだとの声。
📣「“びっくりして投票した”って、国民を馬鹿にしてない?」
→ 有権者が参政党を選んだのは政策や姿勢に納得したからであり、「驚きで誤投票した」と言われる筋合いはないという反発。
🤔冷静な指摘や疑問も
📣「移民の比率は平均では3%でも、地域によっては10%超えてるところもあるよ?」
→ 例えば埼玉県川口市のクルド人コミュニティのように、“生活現場の実感”と数字がかけ離れているという指摘。
📣「メディアはヨーロッパの移民政策の失敗例をもっと報道して」
→ 他国での教訓を無視して「多文化共生」を進めようとする姿勢に対し、慎重さを求める声。
😡中立性を疑う声も
📣「“向こう”って参政党のこと?地上波で堂々と敵視するのはアウト」
→ 元テレビ朝日の社員である玉川氏が、公共の電波で一方的な政治的メッセージを放ったように見えることに批判が集まりました。
📣「玉川さんって反省しないよね。前にも電通の件で炎上してたでしょ?」
→ 過去の失言・炎上騒動を引き合いに出し、「またか」と呆れる声も少なくありません。

こうした声を見ていると、今回の発言が単なる“言い間違い”や“軽口”ではなく、多くの視聴者にとって「選挙の意志を軽視された」と受け取られていることがよくわかります。
よくある疑問とその答え|数字のマジックに要注意
今回の玉川徹氏の発言をめぐっては、「確かに3%って少ない気もするけど…」「なんでこんなに炎上してるの?」と感じた方も多いかもしれません。
ここでは、そうした疑問にわかりやすく答えていきます。
❓Q1. 「移民3%」って本当に少ないの?
→ 3%というのは“全国平均”です。
日本政府が「在留外国人」や「定住者」を含めた数値として出しているのが約3%。ですがこれは、47都道府県すべてをならした平均値にすぎません。
例えば埼玉県川口市では、外国籍住民の割合が10%を超える地区も存在します。
さらに、不法滞在者や“移民扱いになっていない実質的移民”を含めれば、現実的な影響はもっと広がっていると考えられます。
つまり、「3%だから大丈夫」とは言い切れないのが実態です。
❓Q2. 「外国人観光客」と「移民」は何が違うの?
→ 目的も滞在期間も、まったく別の存在です。
- 観光客:一時的に日本を訪れる訪問者。ホテルや観光地を利用し、数日~数週間で帰国。
- 移民:長期的に日本に住み、労働・教育・医療・行政サービスなどに関わる生活者。
今回の京都・伏見稲荷の話題は“インバウンド観光”がテーマでしたが、玉川氏はそこから急に「移民3%」という切り口に話をずらしたため、論点のすり替え・混同では?と指摘されたわけです。
❓Q3. なぜ「参政党」への投票が問題視されたの?
→ 玉川氏の発言が、有権者を“勘違いで投票した人たち”として描いてしまったからです。
玉川氏は、「日本人は外国人に慣れていない」「びっくりして投票が“向こう”に行った」と語りましたが、この“向こう”という表現が、明らかに参政党を指していると解釈されています。
これに対して、
- 「国民をバカにしている」
- 「思想的に偏った印象操作だ」
- 「事実に基づかない思い込み」
といった批判が集中しています。
実際には、参政党に投票した理由は人それぞれ。物価、子育て、教育、移民政策、ワクチン問題など多岐にわたります。
それを一言で「びっくりしたから」と片づけるのは、有権者の意思を軽視していると受け取られてしまったのです。
❓Q4. 玉川徹さんって、なぜいつも炎上しやすいの?
→ 発言が断定的で、思想的に偏っているように見えることが多いからです。
玉川氏は、あくまで“私見”として話していることが多いのですが、言い切り口調・決めつけ調が多いため、「押しつけがましい」「誘導的」と感じられやすい傾向があります。
また、元テレビ朝日の社員という立場から、今でも“テレビ局の看板”を背負っているように見えるため、中立性や公平さを求める視聴者とのズレも炎上の原因になりやすいです。
❓Q5. 今回の発言って、言葉選びさえ違えば炎上しなかった?
→ おそらく炎上は避けられなかったでしょう。理由は“構造的に問題のある発言”だったからです。
単に「日本には移民が少ない」という事実を述べるだけなら問題にはならなかったと思います。
しかし玉川氏は、それを根拠に「参政党への投票は“外国人を見てびっくりした結果”」とまで結論づけたことで、論理の飛躍+有権者への見下しという二重の問題が発生しました。
仮に「驚きが背景にある人もいたのかもしれませんね」といった柔らかい表現だったとしても、参政党を暗に“間違った選択肢”として扱った印象は拭えなかったでしょう。
❓Q6. 玉川徹氏は参政党に対して敵対的なんですか?
→ 明言はしていませんが、少なくとも“好意的ではない”と感じた人は多かったはずです。
「投票が“向こう”に行った」という曖昧で排他的な表現や、「びっくりして投票した」といった言い回しは、参政党を軽視・揶揄しているように受け取られても仕方ない内容でした。
政治的な立場を持つこと自体は問題ではありませんが、それを全国放送のテレビ番組で語る際には、もう少し慎重な配慮やバランス感覚が求められます。
❓Q7. 「移民歓迎する玉川徹」という印象は正しいの?
→ 明確に歓迎しているとは言えませんが、“問題視しない姿勢”は読み取れます。
今回のように「移民は3%しかいない」と強調し、それが「問題ではない」「大騒ぎする必要はない」というニュアンスで使われた場合、
視聴者には「移民に肯定的なんだな」という印象が残ります。
つまり、“歓迎”というより“容認・寛容”のスタンスに見えるため、反対意見を持つ人からは「移民に甘い」「現実が見えてない」と受け取られやすいのです。
❓Q8. 今回の騒動でテレビ朝日は何か対応したの?
→ 現時点(※8月上旬)では、公式な謝罪やコメントは出ていません。
モーニングショーは「報道」ではなく「情報・ワイドショー枠」なので、出演者のコメントは“個人の意見”とされがちです。
ただし、公共の電波である以上、視聴者からの問い合わせや苦情が一定数を超えれば、今後番組内での対応や注意喚起がある可能性もあります。
記事内容の要点まとめ|“移民3%発言”で見えたズレと危うさ
- モーニングショーで玉川徹氏が「移民は3%しかいない」と発言
- 外国人観光客の話題から、突如“移民問題”と“参政党”に話を展開
- 「びっくりして投票が向こう(参政党)に行った」と断定口調でコメント
- ネットでは「観光と移民は別問題」「有権者を馬鹿にしてる」と批判が殺到
- 3%という数字の“全国平均”だけを根拠にすることの危うさが指摘される
- 中立であるべきテレビ番組内での一方的な政治的メッセージに不信感も
玉川氏の「移民3%」「びっくりして参政党に投票」発言は、言葉の選び方や論理展開に無理があり、多くの視聴者が「ズレている」と感じたのは当然の反応です。
オーバーツーリズムという現実的な地域課題に対し、政治的な解釈や持論を急に挟み込んだことで、問題の本質が見えにくくなってしまいました。
テレビという影響力の強いメディアで発言する立場ならこそ、「現場を見た上で話すこと」「事実と意見を分けること」が求められます。
私たち視聴者も、こうした“言葉のミスリード”にはしっかり目を光らせていきたいですね。



今回の件、玉川さんの発言はちょっと飛躍が大きすぎたなと思いました。
移民と観光客を一緒くたにして語るのは、現場の実感ともズレてるし、有権者へのリスペクトも欠けてる気がします。
コメント