東京・羽田空港近くのホテルで起きた、衝撃の“空予約事件”。
被害額はなんと1700万円以上。しかも加害者は医療従事者だった——。
今回は逮捕された佐貫純希(さぬき じゅんき)容疑者について、経歴やプロフィール、事件の詳細までわかりやすく解説します。
■ 事件の概要|架空予約でホテルに大損害
事件が起きたのは2024年12月。
佐貫純希容疑者(28)は、東京都大田区にある空港直結のホテルに対して、実際には宿泊する意思がないにもかかわらず、合計258部屋分の“ウソの予約”を行い、ホテルの業務を妨害したとして、偽計業務妨害容疑で逮捕されました。
この4日間だけで約725万円の被害が発生。
さらに警視庁の調査によって、合計580室以上の予約記録が確認され、被害総額は1700万円を超える可能性があると報じられています。
しかもこれらの予約は、
- 架空の氏名
- 適当な電話番号
- 現地決済(キャンセル料なし)
という手口で行われ、悪質かつ計画的だったことがうかがえます。
■ 佐貫純希容疑者のプロフィール
予約したホテルの部屋580部屋以上を“大量無断キャンセル”…約1750万円の被害 元臨床検査技師・佐貫純希容疑者(28)を逮捕 #FNNプライムオンライン https://t.co/yp2Ho2XxBi
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) July 16, 2025
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 佐貫 純希(さぬき じゅんき) |
年齢 | 28歳(2025年時点) |
住所 | 島根県出雲市 |
職業 | 元・臨床検査技師 |
勤務先 | 島根大学医学部附属病院(2025年6月頃まで在籍) |
学歴 | 島根大学 医学部保健学科 臨床検査学専攻 |
■ 島根大学医学部附属病院に勤務していたエリート技師
佐貫容疑者は国家資格を持つ臨床検査技師で、島根大学医学部附属病院に勤務していたことが確認されています。
この病院は、島根県内でもトップレベルの中核医療機関。
島根大学医学部と連携しており、高度医療や研究・教育機能を併せ持つ大学病院です。
職場にある病院の診療用パソコンから予約操作が行われていたこともわかっており、勤務中あるいは業務端末を使用しての犯行だった可能性も。
「白衣を着たまじめな青年」が、なぜこのような悪質な事件を起こしたのでしょうか。
■ 犯行の動機は“逆恨み”か?過去に宿泊歴も
警視庁によると、佐貫容疑者は事件の約1か月前に、このホテルに実際に宿泊していたことがわかっています。
その際、
- テレビの使い方を巡るトラブル
- スタッフ対応への不満
などがあった可能性があり、私的な恨み(逆恨み)が動機につながった可能性もあると見られています。
しかし、佐貫容疑者は現在「なぜ逮捕されたのか分からない」と容疑を否認しており、警察の取り調べには黙秘しているとのことです。

医療の現場で働いていた人が、まさかこんな事件を起こすなんて正直ショックですね…。
しかも病院のパソコンから操作してた可能性があるなんて、信頼を裏切る行動だと思います。
トラブルが原因だったとしても、やり方があまりにも極端すぎますよね。
■ 出身高校や家族構成は?
現時点で報道されている情報では、以下の点は明確にはなっていません。
- 出身高校:不明(島根大学に進学していることから、県内の進学校:松江北高校・出雲高校などの可能性あり)
- 家族構成:不明(報道に家庭に関する記載なし)
- 結婚歴:不明(独身の可能性が高い)
■ SNSアカウントも特定進む?ネットでの追跡
SNS上では、佐貫容疑者のものとみられるアカウントが複数話題になっています。
- X(旧Twitter)では「臨床検査技師国家試験 合格」などの投稿があるアカウントが特定されかけている
- Facebookでは「島根大学卒」「出雲市在住」を名乗るアカウントも発見されたとの情報
- Instagramは非公開アカウントの可能性あり
ただし、これらのアカウントについて警察や報道機関が正式に認めた情報はまだ出ていません。
■ 世間の反応|ネット上でも怒りと驚きの声
SNSやネット掲示板では、今回の事件について以下のような声が多数上がっています。
- 「被害額1700万ってホテル側かわいそうすぎる」
- 「医療職だったのに、何があったの?」
- 「ただの愉快犯?それとも怨恨?理解できない」
- 「こんなこと、誰にでもできてしまうのが怖い」
“ホテル予約サイトの盲点”を突いた今回の手口は、今後の業界対策にも大きな影響を与える可能性があります。
🔹 今後、佐貫純希容疑者が問われる可能性のある罪
■ 偽計業務妨害罪(ぎけいぎょうむぼうがいざい)
今回、佐貫容疑者が逮捕された容疑はこの「偽計業務妨害罪」です。
▼ 偽計業務妨害とは?
ウソの情報や不正な手段を使って、会社や店舗などの業務を妨害する行為です。
実際にモノを壊さなくても、“予約だけで業務を混乱させた”ときなどにも適用されます。
▼ 刑罰は?
刑法第233条により、以下のように定められています。
3年以下の懲役 または 50万円以下の罰金
つまり、実刑判決を受ける可能性も十分あります。
🔹 今後の流れ
事件が重大であるほど、警察や検察は慎重に調べます。
今回の件は全国的にも注目されており、被害額も1700万円以上という大きな金額なので、以下の流れになると予想されます。
▼ ① 勾留と取り調べ(現在進行中)
すでに逮捕されていますが、さらに数日〜10日程度、身柄を拘束されたまま警察の取り調べを受けます。
※黙秘を続けているとの報道あり。
▼ ② 検察送致(=事件の内容を検察に引き継ぐ)
警察から検察へ送致された後、起訴(裁判にかける)するかどうかが判断されます。
▼ ③ 起訴された場合、裁判へ
罪状が確定すれば、有罪判決+罰金 or 懲役刑(執行猶予付きの可能性も)という結果になります。
🔹 執行猶予の可能性はある?
初犯であれば、執行猶予付きの判決(=すぐに刑務所へは行かない)になるケースもあります。
しかし今回は、
- 被害金額が高額(1700万円以上)
- 犯行が計画的で悪質
- 医療機関のPCを使った信頼性の裏切り
といった点から、裁判官が「悪質性が高い」と判断すれば、**実刑(刑務所行き)**の可能性もありえます。
🔹 民事でも損害賠償される?
はい、ホテル側が民事訴訟を起こして損害賠償請求する可能性もあります。
損害額が1,000万円を超えているため、賠償請求された場合はかなりの経済的負担になるでしょう。
🔸 まとめ
内容 | 詳細 |
---|---|
主な罪 | 偽計業務妨害罪 |
罰則 | 3年以下の懲役 または 50万円以下の罰金 |
執行猶予 | 初犯であれば可能性あり(悪質性次第) |
民事責任 | ホテルから損害賠償請求される可能性あり |
この事件は、「ネット予約の仕組みを悪用した新しい形の嫌がらせ」としても注目されています。
今後の裁判でどこまで罪が問われるのか、判決内容にも社会の関心が集まるでしょう。
🔍 よくある質問(FAQ)
Q1. 佐貫純希容疑者は医師ですか?
A. いいえ、医師ではありません。
佐貫容疑者は「臨床検査技師」という国家資格を持つ医療技術職で、島根大学医学部附属病院で検査業務などを行っていたとされています。
Q2. なぜホテルに対して大量のウソ予約をしたのですか?
A. 現時点では明確な動機は不明です。
ただ、事件の1か月前に宿泊した際にホテルとトラブルがあったとの報道があり、「逆恨み」の可能性が指摘されています。警察が動機の解明を進めています。
Q3. 被害に遭ったホテルの名前は公表されていますか?
A. ホテルの具体的な名称は公表されていません。
ただし、「羽田空港近く」「大田区の空港直結ホテル」と報道されており、該当地域の大手ホテルである可能性が高いです。
Q4. 架空予約で本当に1700万円以上の損害が出るのですか?
A. はい、出る可能性があります。
実際に予約されていた部屋が他の宿泊客を受け入れられなかったことで、「販売機会の損失」が発生しており、これが営業妨害とされています。
Q5. 佐貫容疑者はどのような手口で予約をしていたのですか?
A. 架空の名前や偽の電話番号、複数のメールアドレスを使い、現地決済(キャンセル料なし)の予約方法でホテルに空予約を仕掛けていたとされています。
このため、キャンセルがないまま部屋だけが埋まり、ホテル側は被害に気づきにくい状況でした。
Q6. なぜ島根県在住の人が東京のホテルを狙ったのですか?
A. 正確な理由は明らかになっていません。
ただし、過去に実際にそのホテルに宿泊していたことから、個人的な因縁があった可能性も指摘されています。
Q7. SNSで顔画像や本名が拡散されていますが大丈夫?
A. 本記事で取り扱っている情報は、報道機関が公開した内容に基づいています。
SNS上では真偽不明の情報も出回っているため、未確認情報の拡散には注意が必要です。
Q8. 島根大学医学部ってどんなところ?
A. 島根大学医学部は、地域医療の担い手を育成する国立大学で、医師や臨床検査技師など多くの医療人を輩出しています。
佐貫容疑者はその中でも臨床検査学専攻を卒業し、国家試験に合格した人物です。
Q9. 今後、ホテル業界は同様の被害を防ぐ対策ができるの?
A. 現在、「キャンセル料なしの現地決済予約」の見直しや、本人確認の強化などが検討され始めています。
同様の事件が再発しないよう、システム面での対応も求められています。
■ まとめ|佐貫容疑者はなぜ全てを壊したのか?
佐貫純希容疑者は、医学部を卒業し、医療国家資格を持ち、大学病院で働いていた人物でした。
そんな“エリートコース”を歩んできた彼が、突如として宿泊業界を混乱させる犯行に走ったことに、多くの人が驚きを隠せません。
- 偽名と架空連絡先を使った大量のウソ予約
- 被害総額1700万円以上
- 病院のPCやスマホを使った計画的な手口
- 犯行の動機は黙秘中
今後の捜査で、
- 本当の動機
- 心理状態
- 勤務先や家族への影響
などが明らかになっていくと考えられます。
引き続き、この事件については注視していきましょう。



これだけ高学歴で資格もある人が、なぜそんな無意味なことで人生を台無しにしてしまったのか…という虚しさを感じます。
社会的にも恵まれた立場だったはずなのに、その分だけ“裏切り”の重さが際立ちますね。動機が明かされる日がくるのか、気になります。
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