2025年7月27日、人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(通称ミセス)」が神奈川県・山下ふ頭にて行った10周年記念ライブ『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜』。
2日間で延べ10万人以上を動員したこの大型イベントは、多くのファンにとっては最高の思い出になったことでしょう。
しかしその一方で、会場から数km〜10km以上離れた周辺住民から「騒音がひどい」「低音の振動が家の中まで響いてくる」といった苦情が多数寄せられ、SNSでは《ミセスの騒音》がトレンド入りする騒ぎに。
喜びに満ちたライブが、一転して“騒音公害”という予想外の騒動へと発展しました。

この記事では騒音の原因やネットの反応を詳しく独自にまとめました!
騒音の原因は?
音楽ではなく「ドンドン」という重低音
SNSに投稿された住民の声によれば、音楽として聞こえてきたわけではなく、特に「重低音」が問題になったようです。
たとえばこんな声がありました。
「ミセスの騒音… ファンの方々は、野外ライブだから仕方ない、とポストされてますが、違うんですよ。ドンドンと言う重低音だけが、家の中まで聞こえてくるのが、うるさいし、不快なんですよ」
「川崎区だけど、ほんと重低音がすごく聞こえて驚いた。もっと近い地域の人は窓閉めてもガンガン聞こえて迷惑だろうな〜と思った」
ライブ会場から遠く離れた鶴見・川崎・蒲田エリアにまで響いていたという報告もあり、実際に多くの住民が週末の夜に「原因不明の重低音」に困惑したようです。
音響設計と風向きの“悪魔のコンボ”
なぜ、ここまで広範囲に響く音漏れが起きたのか。その理由の一つとして挙げられているのが「風向き」。
当日は南風が強く、山下ふ頭のステージから北に向けて音が運ばれたと考えられます。さらに海沿いという地形も、音の伝達を助長した可能性が高いです。
これに加えて、会場内の音響設計が「屋内想定」に近い状態で組まれていた可能性もあり、外への音漏れ対策が不十分だったことが指摘されています。

音楽じゃなく「ドンドン」っていう重低音だけが響くのって、本当に不快なんですよね…。風向きや地形のせいもあるけど、もう少し事前の配慮があっても良かったんじゃないかなって思いました。
運営の対応と住民への配慮は?
公式サイトでは事前に「音漏れを(聞きに来ることを)目的とした来場はお控えください」と注意書きがされていました。
しかし、その一方で、近隣住民に対しての具体的な説明やチラシ配布などは行われていなかったようです。
この点についても、SNSでは次のような声が上がっています。
「音漏れ目的の人には注意してるのに、近隣住民への配慮がないのはおかしい」
「通報してもいつまで続くかわからない重低音に耐えるだけなのがつらい。事前告知さえあれば違ったのに」
確かに、野外ライブという性質上、ある程度の音漏れは避けられないとしても、「あらかじめ告知があるかどうか」で住民の印象は大きく変わるものです。
ファンの声も真っ二つ|SNS上で揺れる“擁護”と“苦言”
今回のミセスの騒音問題について、SNS上ではファンを中心にさまざまな意見が飛び交いました。
応援する気持ちから擁護する声が出るのは当然としても、発言の内容や態度によっては、逆に炎上を招いてしまうケースも少なくありません。
● 擁護派の主張
まず目立ったのは、以下のような「ミセスを責めるのは違う」とする意見です。
- 「たった2日間のライブでしょ?少しくらい我慢できないの?」
- 「花火やお祭りの騒音だって同じようなもんじゃない?」
- 「悪いのはPAや運営であって、ミセス自身ではない」
中には「ライブ音が聞こえるなんてラッキーじゃん」「ドンドンって低音が心地いい」といった、音を楽しんでいるような声もありました。
● 問題視された過激な発言
ところが一部のファンからは、明らかに過激すぎる投稿も見受けられました。
- 「うるさいなら引っ越せば?」
- 「耳栓すれば済む話でしょ」
- 「ドンドン響くのがご褒美なのに、文句言う方が変」
こういった発言は、苦情を訴えた住民への理解を欠くものであり、結果として炎上をさらに広げる原因になってしまいました。
● 同じファンからの冷静な苦言も
こうした状況に対して、同じファンからも「それは言いすぎ」「ミセスの評判を下げるだけ」という冷静な声が相次ぎました。
- 「ファンの態度が悪いと、アーティストまで悪く見られる」
- 「本当にミセスを大切に思うなら、迷惑をかけた人への配慮も必要」
- 「反論する前にまず『ごめんなさい』って言えるファンでいたい」
感情的な擁護と、冷静な指摘。その温度差が、ファン同士のあいだでも小さくない分断を生んでいるように見えます。
このように、ミセスを取り巻くSNS上の議論は「騒音そのもの」だけでなく、「ファンの振る舞い」にも注目が集まっています。
事務所が謝罪を発表!ミセスは今後どうするべきか?
騒音問題をめぐって炎上していたMrs. GREEN APPLEの10周年ライブについて、所属事務所は2025年7月28日夜、公式サイトを通じて正式に謝罪コメントを発表しました。


「周辺住民の皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と述べたうえで、
開催は音量基準に準拠し、事前シミュレーションも行っていたこと、しかし「当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散した」と説明しています。
さらに今後は、「今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努める」「地域の方々にご理解をいただけるイベント開催を目指す」とも明記されており、一定の反省と改善姿勢が示されたかたちです。
とはいえ、事前の周知が足りなかった点や、ファンマナーへの対応など、課題はまだ残っています。
今後はこうした教訓を活かし、音楽イベントが地域と“気持ちよく共存できる形”で行われるよう、主催側・ファン双方の意識が問われるタイミングかもしれません。
❓ミセスの騒音問題についての疑問一覧
Q1. なぜ「ミセスの騒音」がトレンド入りしたの?
A.
広い地域で「ドンドンという重低音がうるさい」と苦情が相次ぎ、SNSで話題が急拡大したからです。さらに、一部ファンの開き直り発言が炎上を呼び、「ミセスの騒音」というワードがトレンド入りしました。
Q2. ミセスのライブってどこでやってたの?
A.
神奈川県・山下ふ頭の特設会場です。
2025年7月27日までの2日間、「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜」という10周年記念イベントが開催され、延べ10万人以上が来場しました。
Q3. なんで「騒音」って言われてるの?
A.
問題になったのは「音楽」ではなく、「ドンドン」という重低音だけが遠くまで響いた点です。音楽のリズムではなく、振動のような音が家の中まで伝わってしまったことが「不快」とされ、苦情が殺到しました。
Q4. どのくらいの距離まで音が届いてたの?
A.
SNSの報告では、会場から10km以上離れた川崎・鶴見・蒲田などの地域でも「聞こえた」「揺れてた」との声がありました。窓を閉めても響くレベルの重低音だったという投稿もあります。
Q5. なぜここまで音が広がったの?
A.
当日の風向き(南風)や、海沿いの開けた地形が影響したと考えられます。さらに、会場の音響設計が屋内を想定した構成だった可能性もあり、外への音漏れ対策が不十分だったと指摘されています。
Q6. 近隣の住民には事前に告知があったの?
A.
明確なチラシ配布や周知はされていなかったようです。公式サイトでは「音漏れ目的で来るのは控えて」との注意喚起はありましたが、住民への配慮が足りなかったとSNSで批判が集まりました。
Q7. ファンの反応はどうだったの?
A.
「たった2日くらい我慢して」「騒音もライブの一部」と擁護する声もありましたが、「嫌なら引っ越せ」「ご褒美だろ」など過激な発言も炎上の原因に。逆に冷静なファンから「品位を下げないで」といった声も出ていました。
Q8. ミセス側や運営の対応は?
A.
7月28日夜、ミセスの所属事務所が公式サイトで騒音問題について正式に謝罪しました。
「想定以上に音が広範囲へ拡散し、住民の皆様にご迷惑をおかけした」と説明し、再発防止に努めると表明しています。
開催自体は音量基準を守っていたものの、風向きなど自然条件への対応が不十分だったことを認め、今後は地域との共存を意識したライブ運営を行うとしています。
Q9. 法的に問題はないの?
A.
現段階では法的トラブルには発展していません。
Q10. 今後こういう騒音問題を避けるにはどうすれば?
A.
- 開催地の選定(音の広がりやすい地形を避ける)
- 音響機材の設定・リハーサルの徹底
- 近隣住民への事前説明とチラシ配布
- 終演時間の調整や音量制限の設定
これらをしっかり実施すれば、今後のトラブルは避けられるはずです。
Q11. 他のアーティストの野外ライブでもこんなことあるの?
A.
あります。ただし、ここまで広範囲に騒音が響き、トレンド入りするほどの炎上は珍しいです。今回のように「重低音だけが不快に届いた」というケースは、音響設計ミスや自然条件が重なったと考えられます。
Q12. ミセスの音楽って、そんなに重低音が強いの?
A.
普段の音源ではそれほど「重低音が強い」という印象はありません。ただし、ライブ会場では迫力を出すためにベース音やキックの音圧を上げていることが多く、それが屋外で想定外に響いた可能性があります。
Q13. ライブ中止や返金の可能性はある?
A.
今回はライブ自体は問題なく終了しており、公演の中止や返金は対象外と見られます。ただし、今後の公演での運営方法や場所選びに影響を与える可能性はあります。
Q14. 住民から訴訟や損害賠償請求ってあり得る?
A.
現実的にはかなりハードルが高いです。
Q15. SNSで「音漏れ目当て」で集まる人って何が問題なの?
A.
チケットを持たずに近隣で座り込み、ライブ音を“タダ聴き”する人たちのことです。ゴミの放置や通行妨害、マナー違反が目立ち、運営側が公式に注意を呼びかける事態になっています。今回も一部そうした行為が見られました。
✅ ミセス騒音問題・要点まとめ
- 山下ふ頭の野外ライブが「ドンドン」という重低音で周辺に響き渡る
- 鶴見・川崎・蒲田など広範囲から苦情が殺到
- 音楽ではなく振動だけが伝わる“不快な騒音”と指摘
- 風向き・海沿いの地形・音響設計が影響か
- 運営は「音漏れを聞きに来る客」には注意したが、住民対応はなし
- 一部ファンの開き直りがさらに火に油を注ぐ
- 2025年7月28日夜、ミセスの所属事務所が公式に謝罪コメントを発表



音楽イベントって楽しいものだけど、今回みたいに「音楽じゃなくて騒音」になってしまうと周りの人にはつらいですよね。運営も、もっと事前に配慮しておけば…と思わずにいられません。
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