2025年7月23日、石破茂首相が8月末までに退陣する意向を固めたというニュースが全国を駆け巡りました。

自民党の参院選敗北を受け、党内からの批判や退陣要求が高まる中、ようやく動いた石破首相。日米関税協議の決着という「続投理由」も消えたいま、これ以上職に固執する意味がなくなったという見方もあります。
けれど、いまネットで語られているのは「辞めて当然」だけではありません。
「期待外れだった」「次もどうせ変わらない」という、もっと深い“諦め”や“怒り”があふれているのです。
この記事では、そんなネットのリアルな声をじっくり拾いながら、「なぜこんなにも多くの人が失望しているのか」を独自の視点で考えてみたいと思います。
「辞めるのは当然」──支持も不支持も納得の空気
石破首相の退陣報道に、まず最も多かったのはこの声です。
「日米関税の交渉が終わった今、もう理由ないでしょ」
「選挙大敗して居座るってのがそもそもおかしい」
首相自身も「合意内容をよく精査してから」などと慎重な発言をしていましたが、国民の目から見ると「何も決断しないまま」「言い訳ばかり」のように映ったようです。
「結局、石破さんって何か成果あったっけ?」
「一番の印象は“判断の遅さ”だったな」
こうした“消極的納得”のような反応が多いのが、今回の特徴です。
「結局ブレブレだった」──改革派のイメージ崩壊
石破首相は「自民党を変える改革派」として期待されていました。ですが、実際の政権運営は…
「減税は1年かかる」
「判断には時間が必要だ」
「辞めるのも遅い」
と、何事も結論を引き延ばす慎重な姿勢ばかりが目立ちました。
ネットではこんな声が続出しました。
「辞める時までブレてる。最後まで優柔不断」
「石破って、“言ってることはまとも”だけど“動けない人”だった」
もともと期待されていただけに、その落差にがっかりした人は少なくなかったようです。
「次も期待できない」──後任にすら関心が薄い現実
驚いたのは、「次は誰か」という話題が盛り上がっていないことです。むしろ…
「高市でも小泉でも、もう誰でもいいよ」
「誰がやっても結局、政治家は変わらないでしょ」
といった、“諦め”にも近いコメントが非常に多く見られました。
「今の政治って、誰がやっても官僚と財務省の言いなり」
「国民の声なんか届いてないのに、総理の顔だけ変えても意味ない」
もはや「次の政権に何を期待するか」ではなく、「期待すること自体に疲れた」という空気感が漂っています。
「もう日本に希望がない」──怒りと不安の声も
中には、政治そのものへの不信や、日本の将来に対する強い危機感を持つ声も。
「年金なんか絶対もらえないし、税金ばっかり取られてる」
「真面目に働いても損ばかり。若い世代はもう出て行きたくなるよ」
「40年後の未来が不安」という投稿もあり、現役世代の多くが「このままでは生きていけない」と感じていることがわかります。
さらに…
「次が誰とかじゃなくて、もう政治の仕組みごと壊れてる」
「いっそ全部解体してやり直してほしい」
という絶望に近い本音も、あちこちで見られました。
「石破さんも悪い人ではなかった」──一部に残る擁護の声
とはいえ、すべてが批判的な意見というわけではありません。
「減税について正論を言ってたのは石破さんだけだった」
「どんな質問にも逃げずに答えようとしてたのは評価できる」
こうした声も少数ながら存在し、「理想は持っていたけど、時代の流れに勝てなかった」といった、やや同情的な見方もありました。
「10年前に総理になってたら、違う未来もあったかもね」
まとめ|「誰がやるか」じゃなく「どう変えるか」へ
石破首相の退陣報道に対して、ネットでは一見冷静なようでいて、実は深い不信や怒り、不安が渦巻いていました。
そしてその根底には、「政治家への失望」だけでなく、
「政治そのものが機能していない」という感覚があるように思います。
顔が変わっても、中身が同じなら意味がない。
国民が欲しているのは、「誰か」ではなく、「ちゃんと未来を見て、行動する政治」なのだと感じました。

石破首相の退陣、正直“やっとか”という気持ちでした。
日米交渉が終わるまでは身動きが取れなかったのも分かるけど、それでも全体的に動きが遅く、判断にも迷いが見えたのは否めません。
ネットにあふれていた「期待してたけど、何も変わらなかった」という声が、すべてを物語ってる気がします。
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