2025年7月26日、佐賀県伊万里市で信じがたい事件が起きました。
70代の母親と40歳の娘が、自宅に突然訪ねてきた男に襲われ、娘の椋本舞子さん(40)が命を落とすという凄惨な強盗殺人事件です。
そしてついに、27日夜、ベトナム国籍の犯人とみられる男が逮捕されました。
今回の記事では、わかっている情報をもとに「犯人はいったい誰なのか?なぜ犯行に及んだのか?」について独自に考察していきます。
■事件の流れを簡単に整理
※事件現場の佐賀県伊万里市東山代町長浜のGoogleマップ
- 日時:7月26日 午後4時20分ごろ
- 場所:佐賀県伊万里市東山代町の住宅
- 状況:インターホンが鳴り、母親がドアを開けると男が押し入り「金を出せ」と脅迫
- 被害:
- 椋本舞子さん(40):首や腹など複数箇所を刺され死亡
- 70代の母親:切りつけられ重傷、命に別状なし - 犯人は逃走 → 翌日夜に逮捕

玄関を開けた瞬間に命を狙われるなんて、本当に恐ろしい事件です…。


■逮捕された犯人は誰なのか?顔画像が判明
逮捕されたのは、以下の人物です。
- 名前:ダム・ズイ・カン
- 年齢:24歳
- 国籍:ベトナム
- 職業:技能実習生(食品加工作業員)
- 居住地:事件現場近くの寮
▶ 犯行時の行動
- 舞子さんに1万円札を要求 → さらに1000円を受け取る
- その後、突然ナイフで切りつけた
- 同居していた母親にも襲いかかる
- 現場を逃走
※部屋は物色された形跡あり。盗まれた物の詳細は不明。
▶ 証拠と証言
- 事件現場のインターホンに、マスク姿のダム容疑者とみられる人物の映像
- 寮から血の付いた刃渡り13.5cmのナイフを発見
- 母親は「面識はなかった」と証言
▶ 取り調べでは「何も話したくありません」
警察の取り調べに対し、ダム容疑者は通訳を介しこう話したといいます。
「何も話したくありません」
現在、容疑を否認しており、動機についても明らかになっていません。
<追記>事件当日も“普通に出勤”…犯人の異様な冷静さ


驚くべきことに、ダム・ズイ・カン容疑者は事件当日の午前中も食品加工工場で勤務していました。
▶ 出勤時の様子は「普段と変わらず」
職場の関係者によると、他の実習生と同じように作業にあたっており、特に異変は見られなかったそうです。
▶ 本来は休みの日だった
事件が起きた7月26日(土)は本来シフト外でしたが、急遽出勤となり、昼まで働いていたとのこと。
▶ 勤務先「JAフーズさが」での評判は良好
昨年1月から鶏肉の解体作業に従事。
仲介団体の説明では、遅刻・早退・無断欠勤なし。
勤務態度は「まじめで問題なかった」と評価されていました。
▶ 来日からの流れ
2023年12月に来日 → 1か月の講習後、伊万里市の工場へ配属。
ベトナムでも同じ職種を経験しており、日本では衛生管理などを学ぶ目的だったとされています。
しかしその“まじめな技能実習生”が、数時間後に強盗殺人を犯すとは――
あまりにもギャップが大きく、本人の内面や犯行に至る経緯にはさらなる深掘りが必要といえそうです。



証拠がこれだけそろっていても、本人は「話したくない」と黙秘している…。
なぜこんな凶行に及んだのか、背景が見えず不気味さが残ります。
■動機は本当に“お金”だけだったのか?
一見すると「金目当ての強盗」に見えるこの事件。
しかし、犯人の行動には不自然な点が多くあります。
▶ 疑問点①:奪った金額が少なすぎる
- 被害者から奪った金はわずか1万1000円
- 命を奪うほどのリスクを背負ってまで狙う金額ではない
▶ 疑問点②:刺し方に強い殺意が見られる
- 舞子さんは首や腹を複数回刺されており、司法解剖で「失血死」と判明
- 専門家は「金銭目的だけでは説明がつかない」と指摘
▶ 疑問点③:面識がないのになぜこの家を?
- 犯人と被害者に接点はなし
- しかし、住宅地の中からこの家だけを狙っている点は不自然
- 「偶然」か、「無防備に見えた」などの理由があった可能性も



1万円ちょっとのために命を奪うなんて、やっぱり金だけが目的とは思えませんよね。
刺し方も異常だし、家を選んだ理由も不自然で、何か裏がある気がしてなりません。
■技能実習生制度との関係性にも注目
ダム容疑者は、ベトナムからの技能実習生でした。
日本で働くために来日し、地域の食品加工の仕事に従事していたようです。
技能実習制度には、以前から以下のような問題も指摘されています。
- 労働環境のストレス
- 孤立による精神的不安
- 低賃金での生活苦
もちろん、こうした事情が犯行の正当化にはなりません。
しかし、背景として「追い詰められていた可能性」は否定できません。
■ネットの反応|制度への不信と不安の声が噴出
今回の事件を受けて、ネット上では多くの反響が巻き起こっています。特に多かったのは、技能実習制度への疑問と外国人犯罪に対する不安の声でした。
一部を紹介しながら、世間のリアルな声を整理してみましょう。
◆「制度そのものがおかしい」冷静な疑問の声も
「働き手が100人増えても、10人行方不明で1人が凶悪犯罪…それって本当に意味ある制度なの?」
技能実習制度の実効性に疑問を持つ声が多く、特に「技術移転という名目でコンビニのレジを打たせるのは形骸化している」との批判が目立ちます。
「外国人労働者を入れる前に、国内の労働力問題を見直すべき」
不労所得層や引きこもり支援など“本来向き合うべき課題を放置している”という指摘も。
◆「差別じゃない、これは現実だ」と危機感を訴える声
「差別するつもりはない。でも、外国人の増加と比例して犯罪も増えている。これが現実です」
地域で外国人が急増している実感から、治安悪化を心配するコメントが相次いでいます。
「技能実習生が増えると、日本人の職場環境もギスギスする。文化も言葉も違うし、トラブルの種になることも…」
実際に外国人と一緒に働いている人からの生々しい実感も寄せられました。
◆「やっぱり外国人だった」という偏見まじりの声も…
「やっぱり日本人じゃなかったのか」
犯人が外国籍と判明した瞬間に納得するようなコメントも。
「1万円で人を殺すなんて、日本人にはなかなかできない」
犯行内容の異常さから、“外国人=危険”というイメージが一部で強まっているのが見てとれます。
「強盗殺人に強姦に、外来種の入国条件には“去勢”を盛り込むべき」
感情的で過激な意見も散見され、冷静な議論が難しくなっている印象もあります。
◆「メディアの扱いが小さすぎる」と不信感も
「これだけ重大な事件なのに、テレビでまったく報道されてないのはなぜ?」
民放が大きく取り上げていないことに対する不満の声も多数あり、報道の偏りを疑う意見も広がっています。
■総評|“差別”と“現実”の狭間で揺れる声
今回の事件は、単なる一犯罪を超えて、「技能実習制度とは何か」を多くの人に問い直すきっかけとなっています。
外国人を差別したいわけではないが、制度の緩さや現場の実態に「不信と不安」が積み重なっている——それが今の日本の空気かもしれません。
今後の報道と政府の対応が、この不安をどう受け止めるかが問われています。



技能実習制度の問題点や報道の少なさにモヤモヤしますね。
差別と現実の線引きも難しく、感情的な声が多いのも理解できます。
もっと冷静で具体的な議論が必要だと感じました。
■ダム・ズイ・カン容疑者は何者なのか?疑問点まとめ


ダム・ズイ・カン容疑者は何者なのか?疑問点をまとめました!
Q1. ダム・ズイ・カン容疑者って、どんな人物?
A.
ダム・ズイ・カン容疑者は、ベトナム国籍の24歳男性。
佐賀県伊万里市の食品加工会社「JAフーズさが」で、技能実習生として鶏肉の解体作業に従事していました。
- 2023年12月に来日し、生活指導や交通ルールなどの講習を1か月受けた後、工場に配属。
- ベトナムでも同じような職種に就いており、日本では食品衛生などを学ぶ目的があったとされています。
- 寮に住み、勤務態度は「まじめ」との評価もあり、遅刻や無断欠勤などの問題もなかったと報告されています。
事件当日(7月26日)は本来休みの予定でしたが、午前中に勤務した後に事件を起こしたとみられています。
単独犯行とされ、現在、警察が動機や経緯を詳しく調べています。
Q2. 椋本舞子さん(被害者)との関係性は?
A.
母親の証言・警察発表によると、面識はなかったとされています。
椋本さんは日本語講師をしていましたが、ダム容疑者がその教え子だったなどのつながりは確認されていません。
完全な「初対面」での犯行と見られています。
Q3. 技能実習生ってなに?どんな制度?
A.
「技能実習制度」とは、外国人が日本で働きながら技術を習得し、母国にそのスキルを持ち帰ることを目的とした制度です。
農業・建設・食品加工など人手不足の業種で多く導入されており、2024年時点で約32万人の技能実習生が全国で働いています。
Q4. ベトナム人実習生の犯罪って多いの?
A.
法務省の統計(令和5年)では、外国人全体の刑法犯検挙者のうち、ベトナム国籍は最も多く、全体の約4分の1を占めています。
ただし、その多くは窃盗や在留資格違反などで、強盗殺人のような凶悪事件はごく一部です。
Q5. 外国人犯罪は増えているの?
A.
はい。近年は外国人労働者の増加にともない、検挙件数もやや増加傾向にあります。
特に「技能実習生」や「留学生」の経済的困窮、職場での人権問題、孤立などが原因とされる事件も目立ち始めています。
ただし、外国人全体の犯罪率が急増しているわけではなく、あくまで一部のケースです。
Q6. なぜこの家を狙ったのか?
A.
今のところ、明確な理由は分かっていません。
母娘2人だけの家庭で、犯行時に鍵を開けて応じたことから、「狙いやすい」と思われた可能性があります。
計画性はあるものの、接点がない家を選んだ理由は今後の捜査の焦点です。
Q7. 犯人はどうして黙秘してるの?
A. 「何も話したくありません」と通訳を通じて答えたと報道されています。
容疑を否認しており、動機も語られていないため、真相はまだ不明です。
Q8. 技能実習生が事件を起こす背景に何があるの?
A. 低賃金・孤立・劣悪な労働環境などのストレスが一因と指摘されています。
全員に当てはまるわけではありませんが、言葉の壁や労働環境の問題で、精神的に追い詰められる実習生も少なくありません。
制度自体に課題があるとの声も多く、今回の事件をきっかけに見直しを求める声がさらに強まる可能性があります。
■まとめ|ダム・ズイ・カン容疑者とは何者なのか?
- ベトナムから来た技能実習生(24歳)
- 地元の食品加工工場(JAフーズさが)で働きながら、事件現場近くの寮に住んでいた
- 事件の数時間前まで勤務していた
- 勤務態度はまじめでトラブルの報告なし
- 被害者とは面識なし
- 事件後も逃走し続け、翌日に逮捕
- 警察の取り調べにも黙秘、動機は不明
現時点では、「金目当て」に見せかけた異常な犯行とも考えられています。
今後、捜査が進むことで、犯人の内面や行動の背景が明らかになっていくはずです。
そして何より、亡くなられた椋本舞子さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、
お母様の回復と、地域の平穏が一日でも早く戻ることを願います。



犯人が逮捕されたとはいえ、動機も語らず黙秘していることに、不気味さや不安を感じます…。
1万円ちょっとのために命を奪ったというには残虐すぎて、「本当に金目当てだったのか?」と考えざるを得ません。
今後の捜査で、なぜこの家が狙われたのか、犯人が抱えていたものは何だったのか——明らかにしてほしいと思います。
コメント